血液透析を行うのに必要なもの

みなさん、こんにちは。今回は腎臓についてのお話その5を、おおくりします。
今回で腎臓についてのお話は、最後となります。
人工腎臓全体の構成

シャントから導かれた血液は、ダイアライザーで膜の内側、透析液は膜の外側を流れ、身体にいらないものは除かれ、足りないものは補われます。
また、透析液は水道水を特殊な膜を使いきれいにして、透析液のもとになる液体と混ぜて作られます。
・ダイアライザー

細いストロー状(0.3ミリほど)の透析膜を1万本前後、円筒状の容器に入れたもので、糸球体に似た働きをします。この膜の内側を血液が流れ、外側を透析液が流れます。
・監視装置

ポンプでダイアライザーに血液を送り、また、透析液をダイアライザーに送りながら、過剰な水分を取り除くために圧力を加減します。安全装置もついています。
・血液回路

体の外に取り出した血液をダイアライザーに送り、透析後の血液を体に返すためのものです。
・シャント

十分な血液をダイアライザーに送るため、前腕の動脈と静脈を手術で縫い合わせて動脈血を静脈血に誘導し、静脈の血流量を増やします。主に利き腕でない側につくります。
以上で、腎臓についてのお話を終わります。
おもに透析について、かみ砕いてお話を伺いました。
いずみ台病院では、これからも透析にも力を入れていきます。