春の訪れが待ち遠しい日々です。空は青く、病院の屋上からは富士山が「いつものように」美しい姿を見せてくれています。
「いつものように…」その当たり前の日常が一瞬にして奪われたあの日、2011年3月11日から6年が経ちました。
実は、昨年も一昨年もこのブログで3.11に思うことを書かせていただいております。
今朝、仕事に出かける前に、私の目に飛び込んできた映像は、あの日の津波の映像でした。大川小学校6年生の娘さんを津波で失ったお父様が、語り部として次の世代の皆さんに震災のことを…復興のことを…命のことを…伝えていくお気持ちになられたという内容でした。
6年経っても、当時のことを語れば、涙が溢れつらい気持ちになることに変わりはないと思います。
震災を風化させないために、震災を知らない子供たちに、今を大切に生きることを考えてもらうために…語り継がれていかなければいけないのだと改めて思いました。
この文章を書いていて、あることを思い出しました。
震災のことだけではなく、どなたにも人に語ることがなかなかできないつらい経験があると思います。それは頑丈な鍵をかけられ、心の奥深くにしまい込まれて日常生活のバランスをとっているのかもしれません。
日々に追われている時にはその鍵は開きません。でも、ふとした瞬間、バランスが崩れた時には簡単に開いてしまうのです。
数年前、しまいこんでいたつらい記憶を初めて人に話した時、悲しい記憶が蘇り、なぜ話してしまったんだろう?と、後悔しました。でも、その後、なぜだか妙な自信がわいてきました。
私の場合、語ることで乗り越えたと思えたのかもしれません。
被災者の皆様、何年経っても傷は消える事はないと思います。でも、信頼できる仲間をみつけ、ぜひ勇気をもって語っていただきたいと思います!
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2017年3月11日、Yahoo! JAPANで「3.11」というキーワードで検索された方おひとりにつき10円が、東北復興にたずさわる団体に寄付されるそうです。