プロ意識を持って

横浜いずみ台病院ホームページ管理者のYです。
久しぶりの更新となりました。

東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

多くの方々が被害に遭われ、今もなお苦しんでいらっしゃる皆様がいらっしゃることを考えると、本当に心が痛みます。

震災の日、横浜でもかなりの揺れを感じました。歯科診療室には治療中の患者様が、待合室には診察を待つ外来患者様、近隣の施設から受診に来ていた皆様もおいででした。

歯科の受付にいた私の場所からは待合室を見渡すことができます。
大きな揺れを感じた直後、数分前に初診でおみえになった女性が、待合室で問診表を握りしめて不安気な表情で立ちつくす姿が目に入りました。

他のスタッフと一緒に、患者様への声かけを行いました。大きな混乱もなくお怪我をされる患者様もいらっしゃいませんでした。
スタッフが皆、いつもどおり慌てず行動していたので、自分も慌てることなく行動できたように思います。

さて、最近になり、あの日初診でおみえになった患者様から声をかけていただきました。
『あなただと安心するわ~。あの日もそうだったものね。』

とてもうれしい一言でした。自分もあの日の患者様の様子を鮮明に覚えていましたが、患者様のほうも覚えていてくださったとは。

その一方で、不安に思うこともあるのです。今回はこの程度の地震だったからこうした行動がとれたけれど、もっと大きな被害があったら、自分は患者様のことを第一に考えて適切な行動がとれるだろうか?と。

……先日、テレビでディズニーランドのスタッフの地震の日の行動がとりあげられていました。普段から訓練を怠っていないこと、お客様への徹底したサービス精神が全てのスタッフに浸透していること。アルバイト職員が多いにもかかわらず、プロ意識を持って働く姿に大変感動いたしました。

私たちも、常にプロ意識を忘れずに、患者様に接していけたらと思います。

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