腎不全

今回のテーマも、腎臓についてのお話その2「腎不全とは・・・」です。
腎不全とは・・・腎臓の働きが、正常の30%以下になり、体内の老廃物や余分な水分を排泄できない状態をいいます。
*急性腎不全
大怪我やショックなどで数時間から数日のうちに腎不全になる場合があります。
大部分が一時的なもので、適切な治療を受けることで回復する可能性があります。

*慢性腎不全
数ヶ月から数年の年月をかけて徐々に病気が進行します。
腎臓は萎縮し、その働きは回復しません。

慢性腎不全のもとの病気は・・・
*糖尿病性腎症
糖尿病で血糖のコントロールが悪いと糸球体が障害を受けます。比較的進行が速いので注意してください。
*慢性糸球体腎炎
糸球体に慢性的な炎症がおき、ろ過の働きがおちる病気で、一般的に慢性腎炎と呼ばれます。
いろいろなタイプがあり、進行の速さも違います。
*腎硬化症
腎臓の血管の動脈硬化です。お年寄りや血圧の高い人におこりやすく、ゆっくり進行するといわれています。
そのほかに、のう胞腎、悪性高血圧症、慢性腎盂腎炎、SLE(全身性エリテマトーデス)、などがあります。